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CHTY 帰ってきた、ねこ上級

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サバイバル!―人はズルなしで生きられるのか (ちくま新書)
服部 文祥
筑摩書房
売り上げランキング: 71971


ヒマラヤ冬山登山など通常の登山については極めてしまい、それだけではあきたらず新ジャンル「サバイバル登山」を自ら作った著者がそのサバイバルの体験談を描いたた本。持参する食糧は米と調味料だけ。岩魚を釣り、山菜を採り、蛇やカエルを喰らう。

この人のコンセプトは「ズルをしない」。つまり登山に自分で勝手にルール(制限)を設けて、より自然に近い、自分の力で登山し生き延びることをテーマにしている。大まかに言うとだいたい「江戸時代くらいまでの人が持っていた装備で登山をし、生き延びること」。

ちょっとクスっとしたのは、結局この人が自分で開始したルールなのでこの人自身がルールブックで、わりと適当に設定したり改訂したりしていること。例えば文明に頼らない、ということで電気を使うものやストーブ(コンロ)、テントなどは禁止なのだが、タープの使用はOKだし、米は自分で持っていく。登山道や避難小屋はなるべく使わないようにしているが、たまには使う。文明がダメというわりには
ミルクティーわかして飲んでたり、自分で食べ物を調達することをモットーにしているけど釣り竿はカーボンファイバーの最新式だったりする。その辺はけっこう適当と言うか、臨機応変。ライターも使っていいらしい。

米と調味料は持って行きオカズは現地調達。おもに渓流でイワナを釣って刺身で食ったり燻製にして持ち歩いたり。例えばマンガ「サバイバル」のように、現代文明が崩壊してその継続的な生産はなくなって、残っている文明の残滓のみで生き残るようなイメージに近い。マンガ「サバイバル」が大好きだった俺としては、この人の現実の行動は非常にワクワクする。

前半はエベレスト登頂で30メートル滑落した時の命がけの体験談。次にサバイバル登山のコンセプトと実際の登山日記、その後実際のサバイバル生活のマニュアルめいたものがあって(あまり一般人に参考になるものではない)、その後最後に著者の登山に対する哲学めいた話がある、と言う構成。実は一番最初の登山、直角の濡れた斜面を降り時に30メートル滑落した、という話が一番恐ろしくて一番興奮した。なんかこういう悪い夢見るよな、という体験。

まあ勝手なルールづくりについては散歩両論あるみたいですが、俺は好き。この著者自身サバイバルと人工的なものについて人間的な矛盾を抱えており、それを自覚している。やっていることは社会不適応者とも言えるような危険を顧みない破天荒さなのに、一方でサバイバル生活のあいまに入った登山道で普通の文明的な登山客と会ってしまった時の気まずさ、みたいな描写、ちゃんと結婚して子供もいる、という常識人、人間的な一面を持っていて面白い。この人の別の著作も読んでみたいと思う。

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ハイキック・ガール! [DVD]
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント (2009-12-23)
売り上げランキング: 4516


地方局の番組録画を見ていたらたまたまこの映画のCMが流れていて主演の女の子のハイキックの美しさに惚れてAmazonで1-Click!本当に1-clickは恐ろしい特許だ。

DVDのカバーを見れば分かる通り「少林サッカー」「マッハ!」などの流れをくむ作品。それらの作品はもちろん海外物でまったくの別物だが、日本でもアレ系のアクション映画を撮ろう!という意気込みで作った作品と思われる。(監督はマッハ!を買い付けた人)

主人公の空手少女は本物の空手チャンピオンでアクションはスゴイの一言。香港カンフーアクションとは全く違った手法で同じくらいの迫力を出していて、格闘シーンは興奮できます。ふつうの女優がちょっとだけ殺陣の手ほどきを受けてやっているアクションとはレベルが違う。空手少女が空手部にケンカを売るシーンで、格下の相手をおちょくって2段蹴りをポンポンと繰り出すところなど、明らかに空手の上級者にしかできない動き。ちょっとした動作や間合いで、ああ、この人本当に強いな、と見ているだけで伝わってきます。

ストーリーは空手が強い少女が自分の力を持て余し、裏社会の「壊し屋」に関わっていく、、というもの。まあマンガで言うと「エアマスター」に近い。ありがちといえばありがち。

ただ一言でいうと、映画としてはおしい!この作品は彼女の素晴らしいアクションを生かしきれてない。アクション1流、映画は3流。映像の組み方、ストーリー、どれをとってもVシネクラス。特に編集の部分でど素人の俺でも「もうちょっとここはこうすればいいのに、、、」と思える部分が沢山ある。

例えば:
・オープニングのストーリーと無関係なビルの空撮シーンが延々続くのはなに?しょっぱなから早送りさせないで。
・冒頭の最大のハイライトシーン、神社で空手部主将をハイキック一発で倒すシーンで倒した直後になんで盛り上げBGM入れずにシーンとしてるの?
・空手アクションを全部が全部、スローモーションでもう一度流さなくていい。カンフー映画とかでもスローにするのは要点だけでしょ。いちいち2回同じシーンをsピード違いで流して、テンポ悪いし正直かったるい。
・効果音はどうせ入れるのであればもっと大げさなくらいがいいのでは。

ストーリーもなんか中途半端で、空手少女に暴れさせるんならもっとブチギレて暴れてくれればいいのに、途中で悪役にあっさり捕まって、それ以降はなんか師匠のおじさん(空手界では有名人らしいが正直興味ない)ばかり活躍していて主人公の空手少女が脇役になってしまう。おっさん誰やねん、もっと女子高生のアクション見せろよ!と思ってしまった。雰囲気も安いVシネヤクザ映画風でシリアスな感じでもなければコメディー色でもなく、やっぱりちゅーとはんぱ。「少林サッカー」的なものを求めるなら、もっとマンガチックに、おおげさでコメディチックにしてしまっても良いと思うけどね。

女の子は本当に強いしすごくかわいいいし、
「美人女子高生が制服ミニスカート姿で本気のハイキック連発」
っていう絵がすごくシュールかつサブカルチックで面白いだけに、その貴重な素材に映画の作りがついてきていない感じ。すごく惜しいよ!

例えばだけど「ケータイ刑事」シリーズのノリであのアクションで作ったらかなりの名作になっただろうなーと夢想。さらに言うとタランティーノがこの空手女子高生使って極悪クライムアクションを撮ったらさぞかし面白い映画になるんだろうなー。無理だけど。。

結論:見るんならレンタルでおk!武田梨奈がタランティーノの目に止まって欲しい!

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今日は特にやることもなかったので、いつもの通り自転車で行ける範囲の神社仏閣まわり。これは別に有名なものでなくてもいいというか、特に神社の場合はむしろ無名で小さい普通の神社を回るのが結構楽しい。

で、今日は江戸川区の方に足をのばして江戸川区松島にある光福寺に行ってきました。もちろん観光目的ではないお寺なので仏像が見れるわけでもないのですが。

この光福寺の近くで気になるものを発見。ただの月極駐車場なんですが、駐車場の隅に岩を積み重ねた小山状の塊がある。これはあきらかに「富士塚」のそれだよな、と。(むしろ遠くから見て富士塚っぽいものがあったので神社かと思い近づいたら、実はただの駐車場だった)

駐車場の中に入って間近で見てみると、なんの表示も説明もないので保証はないけれど、明らかに富士塚跡と思われる。積み重ねてあった岩が地震か何かで崩れて、そのまま放置されてる状態。もともと灯篭だったものらしき石も積み重ねてある。富士塚や史跡である旨の表示は何もなく、ただ子供向けの「あぶない!ここで遊ぶな」的な看板が立っているのみ。

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単なる駐車場の一角なので真横にクルマや原付が駐車されている。富士塚には空き缶やペットボトル、コンビニの袋に入ったゴミがたくさん捨ててある。山状になっているので死角ができていることもあり、格好のゴミ捨て場になってしまっている。なんてバチ当たりな。。ちゃんと復元して祀らないまでも、ゴミくらい処分すればいいのに。

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もちろんこれが富士塚跡じゃない可能性もあるわけだが(というか富士塚だと判断したのは見た目と俺の勘でしかないんだけど)、それにしたって、富士塚以外でこんなものが存在する理由ある?一応富士塚あとだと判断した理由。
・単に岩を集めただけでなく、山っぽく整形してある
・溶岩のような岩が多数混じっている
・灯篭らしき石も混じっている
・駐車場の一区画を占めており、一時的に資材を置いているとは思えない

建設現場で余った石を置いているにしては、そこに残して置く理由もないはず。(ここがなくなればクルマ1台分のスペースは空きそう)
変に残してあるところが中途半端で気味悪いなー。でも取り壊すことを躊躇するんであればゴミを捨てることも躊躇して欲しいが。きっと捨てている人は富士塚=信仰の場所だったことを全く知らないんだろうけど。元神社だった土地が人手にわたって、特に復元も取り壊しもされないまま放置されているのかな?逆に言うとすべて処分して取り壊すこともしていない模様。

家に帰ってきてネットで検索してみたけど何も情報はなし。何か知っている人がいたら教えてください。

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今、聴いている曲は、
Oasis の「Love Like A Bomb」、
アルバム「Don't Believe The Truth」の 4 曲目。
レート:






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巷の好事家、ガジェット好きに話題のフルキーボード搭載テキスト入力専用機、ポメラを買いましたよ!しかも新型(DM20)発表された直後に旧型(DM10)を買うという勇気。逆に新型のニュースがネットに話題になっているのを見てを見て喚起されたというわけです。旧型は安いしね。

ちなみに購入先はAmazon。現時点でのお値段は15680円(送料無料)。非常にお安い。(なお新型は定価34650円。なお2万円台半ばで店頭に並ぶとの噂あり→http://bizmakoto.jp/bizid/articles/0911/25/news101.html)

早速届いたのでレポートします。新型ならば資料価値あるんだけど今さらDM10のレポートしてるおとこのひとって…。


これがパッケージ。
「パソコン!?いいえ、”メモ帳”です。」
と特殊な商品であることを自己アピール。PDAやノートPCと間違って買っちゃう人を防ぐ意味合いもあるんでしょう。


パッケージ裏面。キーボードが開くギミックが連続写真で解説。まあほとんどこのギミックを体感するために買うようなものです。


箱を開けたところ。本体は薄布のような素材で包まれています。
付属品は説明書、保証書、USBケーブルのみ。単4電池は付属していないので自分で買うこと。(ちょっと不親切)


ついにご対面!なかなかいい質感。上の表面はつやありの黒。指紋はけっこう目立ちます(白などのほかの色は目立たないとのこと)。それ以外の面がつや消しの黒。





ディスプレイ部分を開くといきなり「押さえない!」とお母さんのように叱られます。そんな怒らなくても…。



キーボードを開くときは、左側面のオープンボタンを押すとぱこっと外れます。
つまりさっきのはここを押さずに強引に開けるなよ!ってお叱りだったのです。






こんな感じで左から開き、それと同時にキーボード全体が左にスライドし、かちゃっとはまる感じです。




キーボードはなかなか立派。キーピッチは17mm。このくらいのキーピッチとストロークがあれば僕には十分。感覚的には安いネットブックくらいの感じ。ちなみにAcerのAspire Oneもキーピッチ17mmで不自由したことはありません。


キーをアップにしたところ。


液晶ディスプレイ。モノクロのTFT液晶。見やすいが、バックライトはない。色は、白背景黒文字と、黒背景白文字とどちらかを選ぶことができる。


文章を打ってみたところ。時事ネタ書いてみました。IMEはあんしんのATOK。僕はねっからのATOK派なのですが、開封最初キーバインドがMS-IME方式であせりました。ちなみにちゃんと設定でATOK方式に変えることができます。今はMS-IMEで覚えてる人のほうが多いってことなんですかね。


本体サイズは、ちょうど文庫本と同じくらい。重ねるとほぼ同一です。重さもちょうど厚めの文庫本くらい。見た目の印象よりは少し重い感じ。背広の胸ポケットや内ポケットに入れるには、無理があるでしょう。腰のポケットには入るでしょうが、厚みがあるため多少もっこりしてしまい、不恰好になるかと。

まだ届いたばかりで実際に使っていないのでなんともいえないのですが、ちょっと使ってみた印象は非常に良好。なにしろフルキーボードを組み立てるギミックが楽しいし全体的に質感や作りの品質が高く、ガジェットとしての持つ魅力を存分に味あわせてくれます。台湾・韓国メーカーのネットブックやPDAにある安っぽさは皆無で日本製品のこだわりを感じます(実際の組み立ては中国製ですが)。

電池寿命は単4電池2本で約20時間。実際に使っている知人に聞いたところ、単4のエネループでほぼ1週間程度は持つそう。

用途の想定として、会議の議事録をとる時や、移動中に文章を書きたいときに重宝しそうです。というのは、会議メモとしてノートPCは、肝心なときにバッテリーがなかったりコンセントがなかったり、というトラブルが多いし単にメモするためだけに持ち歩くには重い。また移動中のテキスト入力環境として、携帯でちゃんとした文章を打つのは相当苦痛だし、電車の中でノートPCを持ち出すのはちょっと勇気がいるし。。。iPhoneのPDAとしての唯一の欠点であるテキスト入力という部分をカバーしてくれそうです。

なおこの点は有名であちこちでレポートされているので今さら書くのもなんですが、この機器はテキスト入力に特化した単機能マシンなので、当然できそうな以下のことはできません。

・ネットワーク接続機能はありません。(無線LANもBlueToothもなにもない)
・当然ブラウザ、メール機能などインターネット機能は皆無。
・データはTXT形式で保存され、USB接続か、MicroSDカードでPCに移動。
・ワープロ機能はありません。テキストエディタ機能のみ。
・1ファイルに8000文字までしか記録できません。(最新機種のDM20は28000文字まで可能になった)

要はメモ帳のみをまるごと取り出して1台のハードにしてしまったようなもの。iPhoneがあればネット接続その他のことはできるので、iPhoneとセットで持ち歩くには最適。

ただしポメラで書いたテキストをデータとしてiPhoneに持っていく手段はありません。なお新機種DM20では携帯にテキストを移動したい、というニーズには対応したい、だが意地でもネットワーク機能を搭載したくないというこだわりを発揮し、(IT機器ではなく文具だというこだわりがあるんでしょう)テキストをQRコードに変換して携帯で読み込むという強引過ぎる機能で対処しています。

個人的にはDM20の新機種にそこまで必要性を感じなかったこと、価格的な部分、そして新機種と旧機種ではキーボード部分にまったく変更がない、ということを加味して旧機種DM10を買いました。

一応、DM20とDM10の違いを列挙しておきます。

・ディスプレイのサイズが大きくなった(4インチ→5インチ)
※ただし解像度は同じ
・最大入力文字数が1ファイル8000文字、最大6ファイル4万8000文字から、1ファイル2万8000文字、最大1000ファイルまで増えた。
・最大5階層までの「フォルダ管理機能」を搭載
・定型文を18種類まで登録可能になった。
・指定文字数で改行する「自動改行設定」搭載。
・テキスト(3200文字まで)をQRコードに変換する機能。
・30種類の「ATOKオプション辞書」を搭載。(ATOK自体のバージョンや機能に変更はなし)
・内蔵フォントのバリエーションが増えた(「24/32/48ドット」→「12/20/24/32ドット」)
・ファイル管理に5階層までのフォルダ構造が使えるようになった。
・キーボードの割り当て設定変更ができるようになった(CtrlとCapsLockの交換など)

↑IT機器に慣れた人だと「新製品じゃなくてファームウェアのアップグレードでなんとかせいよ」と思えるような改善点が多いよね。。。

【参考資料】
誠 Biz.ID:新型ポメラのよく分からないところを、開発担当の立石さんに聞いてみた
誠 Biz.ID:仕事耕具:テキストを入力するだけの「ポメラ」にプレミアムモデル、QRコード対応で携帯との連携強化
誠 Biz.ID:帰ってきた「ポメラで書くポメラ日記」:細かすぎてDM10ユーザーにしか伝わらない? 新ポメラ「DM20」の良さ (1/2)

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