鉄腕バーディー

今日全巻一気に読破しました。いやー面白かった！疲れた！俺は漫画があればそれだけで生きていける！

8巻くらいまでは集めてたのかな？そのまましばらく忘れていたんだが、久々に見たら20巻までいっていたので、残りを全部買って読破！やっぱり漫画は毎週ちびちび読んだり、単行本が出るごとにちまちま読むのも悪くないけど、こうやって一気読みが一番いいね！

ゆうきまさみは、「アウト」あたりで楽屋落ちの漫画を連載していたときから知ってたんだけど、こんなちゃんとしたストーリーのある、面白いSFもの書くような人になるとは思ってなかったなあ。

僕は最近まで鉄腕バーディーがはるか昔（究極超人あーるよりも前）にすでにモチーフがあってちゃんと作品化されていた作品だとはまったくしりませんでした。（ちなみに初出は１９８５年１月号の週刊少年サンデー増刊だそうです）。しかも何回も打ち切りの憂き目にあっているとか。
今回もヤンサン休刊という不遇だったのですが、今度は打ち切りにならずスピリッツに移籍できてよかったですね。うんうん。ちなみに昔のバーディーは、一部しか単行本化されていなかったんですが、未単行本の作品が今回アニメ化の騒ぎで「鉄腕バーディーARCHIVE」というムックに収録されています。

ゆうきまさみも微妙なバランス感というか、なんとなくアニメ的価値観とと漫画的な世界の中間にずっといる人ですが（なんとなくアニメ化されやすい感じするでしょ？）、どちらにも偏っていないというか、漫画の面白さも十分出せている人だと思う。

そういえばこないだちょっと話題にしたジョジョ第4部はこないだ漫画喫茶行って読破しました。次は第5部だな。最近の漫画喫茶は個室とかあって快適ですな。なんか住みたくなった。いっそ自分の部屋を漫画喫茶風にしてしまおうか。。。と画策中。

ジョジョ第四部

僕はジョジョ大好きなんですが、それは２部までで、第３部はとても嫌いで許せなかったのです。というか明らかに波紋の時代とスタンドの時代とでは、すっかり別物の漫画になってしまっていて、波紋の２部までがあまりにも名作だったがゆえに余計に第３部は許せなかった。

第３部の何が気に入らないって、まずスタンドという概念が気に入らなかった。それはジョジョ２部までの波紋と石仮面という、独特の近世ヨーロッパの疑似科学的世界観が全く消え去って、少年Jump的超能力ものに一気に格下げしてしまった感があったから。そして、そもそもディオvsジョジョという大河ロマン的な大きなストーリーがもはや消え去って、局地的なスタンド勝負の繰り返しになってしまったから。（その方が長期連載には都合がいいのはわかる） 第３部のキャラクターにもいっこうに魅力を感じなかった。３代目ジョジョは人間らしさが皆無のとってつけたようなクールキャラでリアリティも魅力もないし感情移入もできない。まあ浅～いアニメばかり見ているファンがいかにも好きそうなキャラ。

で、ジョジョは第３部以降は空條除倫編までまったく食わず嫌いで読んでなかったのですが友人が「岸辺露伴が出てるところは面白い」といつか言っていて、そのことが気になっていたのでついに読みました、第４部。結論から言うとかなり面白い。４部でちょっと復活してるんだね。

基本的にはスタンド対スタンドの小さい戦いの連続、という３部以降のストーリー運びは変わらないんだけど、出てくる脇役キャラが魅力的なこととスタンドの能力対能力でお互いの長所と短所を組み合わせて詰め将棋のように詰めていく手法が洗練されたように思う。後はスタンドだけでもややこしいのに、それに『幽霊』の概念（違った力関係）を導入して話を自分からややこしくしてしまうセンスはさすが並のJump作家とは格が違う。

しかしこのあたりから、ジャンプの一般的読者（小学生で毎号づつ買って読むタイプの読者）はつていけなくなってきたんじゃないかな？

ボーイズオン・ザ・ラン（完結）

ボーイズオン・ザ・ランもついに完結。単行本だけのエピローグはちょっといらなかったかな。「ルサンチマン」に続いて大好きな漫画。

ただ初期の片思い相手のちはるちゃんが、復活してからまるで別人のたちわるいヤリマキャラになっていたのは悲しかった。ショートカットが似合うかわいい女子に悪い人はいないと信じてます。

不安の種＋（中山昌亮）

こわいよーこわいよー。
俺の好きな都市伝説系の怖い話を漫画化したもの。すごく俺好みの話ばかり。いいねえ。

つうか、オフィス北極星の人（あれは原作つきだったけどね）がこんな方向でブレイクするとは、意外。しかも講談社→秋田書店。