神は天にいまし、すべて世は事も無し

別に宗教に目覚めたわけではなくて、赤毛のアン最終回のタイトル。文語調はやはり格式高くてリズムもよく美しい。「世はすべて事も無し」っていい言葉だと思う。いろいろなことで落ち込んだり悲しんだり怒ったりしていても、冷静になるとたいがいのことはどーでもいいことなだよね。

最終回あらすじ：アンは勉強に打ち込みなかなか取れない奨学金（学費全部ただになるやつ。大隈奨学金みたいなもの？）をもらえることになり、進学までアボンリーの実家に帰るのだが、そこでマシューが心臓発作で他界し、しかもマリラの目は失明の危険があるほど悪いことを知らされる。アンはマリラを一人で残しておけず、大学進学をあきらめる。

一応美談なんだが個人的には大学進学をあきらめるのは反対だな。教育は大事だよ。親は自分を犠牲にしても子供に高い水準の教育を与えるべきだと思う。それこそが一族を繁栄に導く唯一の方法だし、実際俺の親はそうしてくれた。

God's in his heaven,all's right with the world！